眼内コンタクトレンズ挿入術

 私は眼鏡を愛用しています。これは、近眼と乱視の両方あるためです。

ところで、こういう新しい治療法をご存じでしょうか?「眼内コンタクトレンズ挿入術(ICL)」というものです。

 最近何かとトラブルの多いレーシックに代わって、注目を集めている視力の矯正手術です。 角膜の縁を切開し、紅彩と水晶体の間にソフトコンタクトレンズのような薄い眼内レンズを移植するということです。手術は両眼合わせて15分くらいで痛みもないそうです。 日本では2010年に厚生労働省が認可した比較的新しい近視・乱視矯正法で海外ではもう少し前から行われていたそうです。 ICLのメリットは眼内レンズを取り出してもとの状態に戻せること。年をとって白内障になったら再手術を受け、眼内レンズを入れ替えればいいわけです。レーシックの場合は、たとえトラブルがなかったとしても、将来的に白内障になったときには正確なレンズ厚の計算ができないため、手術を受けてもクリアに見えなくなる恐れがあるという。 また乱視はレーシックでは矯正が難しい場合があるが、ICLでは100%矯正が可能だそうです。 ICLの欠点は、高価ということです。両眼50万円~100万円近くかかるところもあるそうです。 また、ICLについては8年間以上の長期成績がまだ出ていません。レーシックも最初のうちは利点ばかりが強調された点を考えると、ICLもデメッリトや後々のトラブルなどがまだまだはっきりしていません。もう少し一般的になって安全性が確認されて、安価になってからの方がいいでしょうね。 ちなみに手術の対象は21歳~45歳で、残念ながら老眼が進む年齢になると効果が得られにくいそうです。 すでに私は40を超えていて老眼も出ているので一般的になった頃には対象年齢から外れちゃってますね(-_-;)